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監督:山本薩夫
1979年/日本/154分/35mm/カラー/製作:新日本映画/配給:東宝
1968年に出版された山本茂実の同名ノンフィクション文学を、『戦争と人間』三部作など社会派作品を多く手がけた山本薩夫監督が映画化。明治期における日本の近代化を支えた製糸産業。その最前線で繁栄の礎、犠牲となったのは、名もなき少女たちだった。主演の大竹しのぶは、幼さと芯の強さを併せ持つ工女を繊細に演じている。女性だからこそ酷使され、女性であるがゆえに不条理にさらされる。経済成長の影に隠された「女性」の姿は、今も観る者の胸を打つ。1979年度、邦画興行収入第2位、日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞。
<上映日>
12月8日 (月) 17:50~20:24/154分
12月10日 (水) 12:40~15:14/154分