©1933松竹株式会社
監督:成瀬巳喜男
1933年/日本/60分/35mm/モノクロ/英語字幕付き/製作・配給:松竹/上映素材:国立映画アーカイブ ※24コマ/秒での上映
キネマ旬報ベストテン第4位の成瀬監督の出世作。山内菜々子の活弁と宮澤やすみの三味線付きで上映。初期作品ながら、後に巨匠と呼ばれる監督の特徴がすでに表れている。生活のため芸者として働く女性の強さと弱さを、無力な男性の視点と交差させながら描き出す。白抜きの字幕などの新鮮な技巧が凝らされ、繊細な心理描写の積み重ねも光る。平凡な日常を懸命に生きる女たちの強さは、今なお観客に強い共感を呼び起こす。監督の生誕120年でもある今年、海外各地で上映された国立映画アーカイブ所蔵の英語字幕付版を上映。
<上映日>
12月6日 (土) 19:10~20:20/60分
★活弁・伴奏・上映前解説付き:
活動写真弁士・山内菜々子さん、楽士(三味線)・宮澤やすみさん
12月12日 (金) 12:40~13:50/60分
★活弁・伴奏・上映前解説付き:
活動写真弁士・山内菜々子さん、楽士(三味線)・宮澤やすみさん